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テレビ離れが進んでいると騒がれている昨今ですが、皆さんはいつも観ているTV番組などはありますでしょうか? 私は、今年の4月から7月までTBS系列で放送されたドラマ「天皇の料理番」を毎週楽しみにして観ていました。
キャストやストーリーが魅力的だったということもあるのですが、話の中で仕事をする上で大切だなと思わせるような出来事やセリフがあり、感銘を受ける場面がたくさんありました。
その中でも特に印象に残っているのが、第2話で主演の佐藤健さんが演じる篤蔵へコック長の宇佐美さんが贈った「料理は真心」という言葉でした。

料理は真心だ。 技術は追いつかない事もある。 素材は望み通りにいかないこともある。 けど、真心だけは、てめぇ次第で、いつでも最高の物を出す事ができる。 爪を短くする事、鍋を丁寧に洗う事、皿を磨く事、包丁を整える事、 そういう事は確実にできる。 それすらできん奴は、まともな料理を作れるとは俺には思えない。
一流西洋料理店で働き始めたものの、毎日厨房の掃除と食器や鍋を洗うだけの下働きの毎日に嫌気がさして腐っていた篤蔵は、この出来事をきっかけに心を入れ替えて仕事をするようになり、後にお兄さんへ、その時の気持ちを次のように語っています。
それからは、違うもんが見えるようになったんです。 真心を腹にすえて仕事場を見るとですよ。 わし、皆の作業見て気い回す事ができるようになって。 そうすると、仕事がどんどん面白くなってきたんです。 何やったら喜ばれるか考えるんが楽しいんです。
このドラマは料理人の世界の話ですが、この「料理は真心」という精神はどんな仕事をする上でも大切にすべきものではないかと、観ている時に強く感じました。
私自身、今までの仕事を振り返ってみて、自分ができうる最大限の努力を常にしてきただろうか、本当に心の底からお客様のことを想っての行動ができていただろうかと改めて問い正してみると、まだまだできていないなと反省する部分が多かったです。
この考え方はお客様に対してだけでなく、一緒に働く職場の同僚や共に生活する家族に対しても当てはまる部分が多いと思います。これからは自分も篤蔵のように、常に真心を腹にすえて仕事に取り組んでいきます。
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